新緑の嵯峨野 二尊院

2012年05月10日

二尊院という寺名は、発遣(使者などを送り出すこと)の釈迦如来と来迎(浄土へ招き入れること)の阿弥陀如来の二体の本尊にちなんでいます。

前身は円仁が承和年間に嵯峨上皇の命によって建立した二尊教院華台寺です。

 

応仁の乱で焼失し、永正年間に広明恵教(こうみょうえきょう)が三条西実隆(さんじょうにしさねたか)父子の援助で復興しました。

総門を入った「紅葉の馬場」と呼ばれる参道は嵯峨野屈指の紅葉の名所となっています。

藤原定家や西行など、ゆかりの歌人の歌がかかれた碑が立てられており、風情を醸し出しています。

奥には藤原定家の時雨亭跡とされる場所もあります。

紅葉の季節には大勢の人で埋め尽くされる境内も、新緑の季節には美しい青紅葉をゆっくりと静かに堪能できます。

嵯峨野巡りで平安京の歌人に思いをはせるのもいいかと思います。

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