2013年04月4日
京都・西山連峰の麓にある名刹、勝持寺に訪れました。
鳥羽上皇に仕えていた北面の武士、佐藤義清が出家したのがこの寺です。
義清は出家して西行と名を改めます。
西行は一株の桜を植え、こよなく愛でていたということです。
それがこの桜、西行桜です。
花の寺と呼ばれ、境内には約100本の桜が植えられ、訪れた人々を楽しませてくれます。
建立当時、49塔頭を誇っていましたが、応仁の兵火に遭い、仁王門を除くすべてが焼失してしまいました。
仁王門以外はその後に再建されたものです。
平安時代、平清盛と共に帝に仕えていた西行。
西行桜を愛でながら、「永遠の女性」待賢門院を思っていたのでしょうか。
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